ベトナム ハノイ・ハロン湾 2002.4.12 - 4.16

海の桂林

自転車の町からモーターバイクの町へ(ハノイ)

ウェスが5年前に仕事でハノイに来た時、ハノイはひっそりとした町だったそうだ。車はほとんどなく自転車が主な交通手段。一日に何度も停電になるが、町から明かりが消えるとあっという間に町中にろうそくの明かりが灯り、ロマンチックなムードが漂ったという話を聞いていた。しかし5年という短い期間にハノイはひっそりとした町から、都会へと変貌してしまっていた。自転車に代わりバイクの数が大幅に増え、私達がハノイに滞在していた間一度も停電になることはなかった。以前に比べて洗練された品揃えの店が増え、ハノイは大都市へ向けて一直線に進んでいるような印象を受けた。

海の桂林(ハロン湾)

「海の桂林」と呼ばれるハロン湾では、海から石灰岩の島が無数に浮かんでいる姿が見られる。個人でハロン湾めぐりをすると、交通費がかなりかかるので、ハノイからのツアーに参加する人が多い。確かに個人でハロン湾へ行った人の話によると、ツアーに参加した方が安上がりなことが分かった。

ツアーには日帰りから2泊3日までいろいろとある。私達は国立公園に指定されているカットバ島に2泊する、2泊3日ツアーに参加した。初日はハノイを8時ごろ出発しバスで3時間半位東に行った所にあるハロンシティーで昼食をとり、船へと乗り換えた。船は思ったより豪華でソファーとテーブルが10セット位ついていて、すばらしい景色を楽しみながら他の旅行者とおしゃべりを楽しむ事も出来るし、上のデッキでのんびりと日向ぼっこも出来る。途中漁師の船がやって来て、取れたてのカニとえびを彼らから買い、船の台所でゆでてもらって食べた。こんなに新鮮なカニを食べたのは始めてかもしれない。途中無数にある島のひとつに停泊し、大きな洞窟を見学した後、ボートに乗ってから約4時間後にカットバ島に到着した。カットバ島の町はレストランやホテルが建ち並び、他のどの町ともあまり変りがなかった。

翌日は国立公園内の1日トレッキングをした。あちこちのホテルから観光客が集められ、約30人もの大グループに、英語をあまり話せないガイドが一人だけ付いた。トレッキング自体は特筆に価しないが、トレッキングの後島の逆がわにたどり着き、そこから乗ったボートからの景色がすばらしかった。3日目は朝8時頃ボートに乗り、ハノイへは午後3時頃到着した。

他の旅行者の話を聞いてみると、ハロン湾ツアーを一番楽しんだ人々はボートで寝泊りした人々だった。カットバ島のホテルで宿泊するよりもかなり割高ではあるが、経験者によるとその価値は十分あったそうである。

漁師のボートが取れたれのシーフードを売りにきた。船の台所でゆでてもらって食べが、こんなに新鮮なカニを食べたのは始めてかもしれない。
石灰岩の島が無数に浮かぶ姿はとてもきれいで、この写真ではその様子を上手く伝えられないのが残念。
ハノイから日帰りで行けるパフューム・パゴダ内でお供え物を売る人々。

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