トルコ トラブゾン・スメラ修道院 2001.08.07 - 2001.08.09

旅の疲れ

7日間アルプスで歩きつづけて、休みもなくトルコに来てしまったせいか、イスタンブールに真夜中に到着して、翌日の午後には18時間の夜行バスに乗った疲れからか、随分久しぶりの蒸し暑さに体がついていけないせいなのか、ここ黒海沿岸の町トラブゾンでは、旅することに関してもう疲れてきてしまった。春にトルコに来た時に写真を見て、是非来たいと楽しみにしていたスメラ修道院も思ったより感動しなかった。あまりの蒸し暑さにトラブゾンの町を散策する気力もわいてこない。イスタンブールからのバスで黒海沿いを何時間も通ったが、春に地中海をバスから見た時のような感動がまったくわかない。逆に海も海岸沿いの景色もあまりきれいに見えず、通り過ぎる小さな町もここでのんびりしてみたいと思えるような所はひとつもない。

こんな時ふと思い出したのが、スイス・ルガーノのホステルで出会った目に輝きがなくなった、長期旅行をしているアメリカ人青年のことだ。何事にも無感動になってしまっている彼のことを見て、どうして彼は旅行を続けているのだろうかと思ったのは、丁度今から一年前のこと。私も彼と同じ状況に陥ってしまったのだろうか。

時間ばかり過ぎて、まだ見たいと思っている所はたくさんある。でもそこまで気力が続いていくのだろうか。どこかに定住したいという誘惑がどこからともなくわいてきたりもする。トルコ東部の後は、ウェスの弟の結婚式がアメリカであり、そのすぐ後に私の妹の結婚祝が日本であるので、それぞれの実家で半定住生活だ。そこから抜け出してまた新鮮な目で冒険を続けていけるのだろうか。


スメラ修道院

崖の中腹に建つ、ギリシャ正教の修道院は、1923年にトルコ共和国が建国された時に見捨てられた。今は観光用に少しずつ修復作業が進められている。

修道院は大きいが、実際に観光客が見れるのは、この写真で見られるごく一部。ギリシャのメテオラでは同じように崖の上に作られた修道院をいくつも見ることが出来る。メテオラの方が見ていて面白い一番の理由は、実際に修道院として使われているので、修道院内で気難しそうな僧侶に出会ったりすることだ。

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