スイス Rhatikon Hohenweg 2000.8.16 - 2000.8.17

スイス・オーストリア国境越え

カリフォルニアに住んでいた時に、一緒にハイキングをした仲間のティムとハーナンが、私たちと合流して、スイスでハイキングすることになった。ティムは今はロンドンに住んでいるが、ハーナンはわざわざカリフォルニアからやって来るので、ガイドブックを熟読して、一番おもしろそうでチャレンジングな、スイス・オーストリア・リヒテンシュタインを渡るハイキングコースを選んだ。

しかし、結果的にはチャレンジングすぎて、コースを変更し、リヒテンシュタインまではいかず、スイスからオーストリアに山越えをした。二人は仕事の都合があるので、ハイキング出来るのは丸二日だけだ。1日目はスイスのサン・アントニエンから約19キロ先のオーストリアのLuner湖畔のダグラスヒュッテまで歩き、山小屋で一泊した。

その日の夜、次の日のルート変更を計画し、2日目は荷物を山小屋に置き、ルート上の一番標高の高い、Schesaplana(2964メートル)へ日帰りで登り、山小屋に帰り、ケーブルカーで山を降りて、バスと電車を乗り継ぎ、チューリッヒまで行った。

まっとうな社会人の二人には、かなりきつい二日間だったようだが、これに懲りずに、他の国でのハイキングにも、是非また合流して欲しいものだ。

第一日目、Carschina Plateauでお昼の休憩をする。午前中に、ブルーベリーの群生する地域を通り、新鮮なおやつをたくさん食べた後なので、お昼ごはんがあまってしまった。

最後の急な崖を、ロープの助けをかりながら登ると、そこはスイスとオーストリアの国境だった。記念に、サウンド・オブ・ミュージックのオープニングソングを両手を広げて歌う、ハーナン。そして、観客は眼下の草原で、不信そうに見上げる牛たち。

2日目の、Schesaplanaへの登りを始めるところ。足場の悪い岩場と、雪のせいで、ちょっと怖いところが、数ヶ所あった。ロープにつないで、小さな子供を連れている人たちもいたが、怖がっている子供が可哀想だった。

Schesaplanaの頂上から見える、Brandner氷河。氷河の上を歩いている人たちが、ありんこのように見えた。見ているだけで怖くなる。

Schesaplanaの頂上にて。がんぱって登っただけあり、頂上からの眺めはすばらしかった。背後には、前日泊まった宿がある、Luner湖が見える。

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