ポルトガル エボラ 2001.01.14 - 2001.01.16

骨のチャペル

真冬のエボラは寒い。リスボンではバックパックを背負って歩いていると汗ばむような陽気だったのに、バスで2時間内陸に入ったエボラに着くと、ジャケットを着ていても肌寒いくらいだ。暖房がなくても特に問題がなかったリスボンと違い、エボラでは暖房のない部屋では本を読むにも、コンピュータを使うにも布団の中に入らないと全身凍えてしまう。布団の中に入っていても、布団から出ている手や顔が寒くて惨めな気分になってしまった。

ユネスコの世界遺産に指定されているせいか、観光客は一年中多いようで、レストランの価格が法外に高い。しかし、思ったよりも町の観光スポットは面白くなく、がっかりしてしまった。

唯一印象に残っているのは、聖フランシスコ教会内の骨のチャペルだ。チャペル全体が人間の頭蓋骨と骨で作られているのだ。あちこちから、頭蓋骨に睨まれる恐ろしさの上に、それでは足りないと思ったのか、天井から完全な人の骸骨がロープでぶら下がっていた。どうして?足を踏み入れたとたんに、ぞっとしてしまいそそくさと出てしまった。二度目は絶対来ないぞと思った。


エボラ

Temple of Diana。ローマ遺跡。

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