フランス ロアール地方 2001.07.21 - 2001.07.28

ロアールの古城

優雅な古城が数多くある事で有名なロアール地方は、今までいた野性的な魅力のあるプロバンス地方とはまるで別世界だった。お城だけでなく、庶民の家や庭もきれいに手入れされていて、雑木林でさえなんとなくすましているように見えた。

ロアールでの私たちの目玉はお城だけでなく去年から予約を入れてあった田舎のお家に一週間住むことだ。大家さんは棟続きの家に住んでいて、どうやら隠居生活を楽しんでいるらしく、旦那さんは毎日庭の花や野菜の手入れをしていた。おいしいロゼワインを2本もいただいたお礼に、お手製のいちごババロアを差し上げたら次の日には庭で採れた新鮮ないちごをいただいた。旅行をしていると経験できない近所づきあいの楽しさをほんの少し味わえた感じだ。

近所の町では交代で朝市を開いており、一日おきくらいに農家の人々が売る野菜やチーズ等を買いに出かけた。プロバンスで仕入れたフランス料理をいくつか試して、ウェスにこれは旅行に出て作った料理の中で一番おいしいと絶賛された羊のオーブン焼きも作った。

肝心のお城の方だが、たしかに幻想的できれいだが、そういくつも見られるものではない。くわしくは下の写真集を参照ください。


ロアール地方の古城の数々

ヴィランドリー城は美しい庭園で名を知られている。写真は装飾庭園の一部。この他にも水の庭園、ハーブ園、菜園、迷路、温室があり、どこを見ても隙のない美しさだ。

同じく、ヴィランドリー城の建物と菜園の一部。野菜やハーブまで色彩を考慮しながら、幾何学模様の庭園に造られている。野菜は年に2回植え替えされる

シュヴェルニー城は内部の装飾が一番豪華と言われているらしいが、ちょっと趣味があわなくて、この外から見た姿が一番気に入った。

同じく、シュヴェルニー城の猟犬。70匹程いるらしいが、フォックスハントとポワトヴァンをかけ合わせたこの猟犬達は非常に長い足と大きな体が見事で、お城の中より犬を見ているほうがよっぽど面白かった

夕暮れ時、川にその姿を映したシェンネンソー城はとても幻想的。

シャンボール城は440もの部屋があり、ロアール地方の中でも一番大きなお城である。


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