中国 雲南省・麗江 2002.5.6 - 5.8

麗しい小川

麗江は麗江ナシ族自治州の中心地で、旧市街には昔ながらの瓦屋根の木造家屋が並び、細い路地にはけっこうでこぼこの石畳が敷かれていて、大理とは大違いの情緒のある町である。

町では背中に7つの星を付けた民族衣装を着たナシ族のおばあちゃんを良く見かけたが、若い人は観光客向けの仕事をしている人が制服として着ているのを見かけただけだ。麗江からナシ族の民族衣装が消えてしまう日が来る事もあるのだろうか。ナシ族は独特な東巴(トンパ)文字と呼ばれる象形文字をもつ。町のお土産物やではトンパ文字を使ったハンコやTシャツを売っているが、トンパ文字を読み書きできる人はどんどん少なくなっているそうである。

古い町並みが並ぶ旧市街はかなり広く、少し歩けば土産物屋や団体の観光客の姿も消え、落ち着いた昔ながらの生活様式を守っている民家の間をのんびりと散歩が楽しめる。街中を流れる小川では洗濯をしているおばあさんや、野菜を洗うおばさんの姿も良く見かけた。

瀘沽湖や虎跳峡などの観光名所を訪れるベースとして、麗江のゲストハウスに荷物を預けて旅行も出来る。麗江は観光客に溢れていても、なんだかのんびり出来る不思議な魅力のある町であった。

麗江旧市街には、石畳の路地、古い木造の家屋、小川、そして木造の橋が独特の雰囲気をかもし出している。
馬を引き連れ、銃を片手に狩から戻る狩人達。
ナシ族のオーケストラのメンバーの多くは一人では歩けない老人が多い。衣装の鮮やかさと良い、見ているぶんには楽しいイベントだが、音楽自体はちょっとずっと聞くには辛いものがある。しかし、実際に演奏しているよりも、団長さんのお話の時間のほうが長かった。

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