そして、なぜ世界旅行へ?

旅人その1 ハイザー正美
生まれ 東京都板橋区
住んだ所 埼玉県富士見市・岩手県盛岡市・兵庫県姫路市・東京都品川区・カリフォルニア州サクラメント郊外・オーストラリア シドニー・シンガポール
趣味 旅行・ホームページ作成・山登り・テニス・読書・ビーズのアクセサリー作り
仕事 コンピュータソフトウェア関連(プログラミング・システムアナリスト・サポート・ローカライズ等)
旅人その2 ウェス ハイザー
生まれ カリフォルニア州バーバンク
住んだ所 ニューヨーク州ロチェスター・東京都目黒区・ペンシルバニア州フィラデルフィア・東京都品川区・カリフォルニア州サクラメント郊外・オーストラリア シドニー・シンガポール
趣味 サッカー・山登り・旅行・UNIX・掃除
仕事 市場調査アナリスト・テレコミュニケーション システムエンジニア/マネージメント

世界旅行へのきっかけ
今回の旅行のきっかけは、夜の海岸でウェスが「どうせ一年早くシンガポールを出るなら1年間世界旅行しよっか。」といきなりつぶやいた事だった。あまりにもとっぴょうしもない発言に言葉を失ってしまったが、いつのまにか「うん、そうしよーか」と答えていた。

その時私達はシンガポールに2年間の予定で滞在中で、カリフォルニアからの友達Hernanとタイで合流して、3人で旅行中だった。Hernanは会社から8週間の長期休暇をもらい、タイの後はオーストラリア・スペイン・フランス・イタリアを旅行予定で、その事が先ほどのウェスの発言につながったのかもしれない。

世界旅行をしようと思い立った後、心配なことは数限りなくあった。例えば旅行を始めてから途中でいやになってしまわないか、長期間収入がないのは不安だ、四六時中一緒にいたらお互いのことがいやにならないか、帰ってきてから満足な仕事が見つかるか、大好きなふとんベッドにずっと寝られないなんて、等とどまる所を知らない。

しかし、冷静に考えてみると今が長期旅行をするのに一番の時期なのである。シンガポールへ引越す時に家は売ってしまったし、子供がいなくて、まだ冒険できる若さとエネルギーがある。仕事に対する心配が一番最後まで残ったが、ウェスの「私達は定年まで30年くらい働くんだよ。一年位働かなくったって、あと30年挽回する時間はあるよ。」という言葉に妙に納得させられてしまった。

一時後悔していたシンガポール滞在だったが、今回の世界旅行の話がまとまったのは、シンガポールにいたからこそ可能となったといえる。もし、カリフォルニアにいて自分の家に住み、共働きの生活をして、自然の中で暮らしていたら世界旅行に行きたいと思うまでにいたらなかったかもしれないし、また生活を変える勇気はなかったかもしれない。

実は二人で東京で暮らしていたとき、将来アメリカに引越す前に世界旅行しようねと計画していたのだが、ウェスの仕事が予定の1年も前にきまってしまい、その時の予定は中止した経緯があるのだ。その後私の念願のアメリカ大学留学をはたし、森付きの大きな家を買い、犬を飼い、全てに満足な生活をしていて昔の夢などすっかり忘れてしまっていてた。遅くならないうちに、ウェスが思い出してくれて本当に良かった。

”旅に出て人に出会うことは、自分自身との出会いに繋がる”とは、シンガポールで出会ったとてもすてきな旅をするMasakoさんの言葉です。世界を旅しながら、自分自身を再発見する事が、この旅のひとつの目標かもしれない。


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